コラム
瞑想サロン「精神と時の部屋」が生まれるまで 第1話
2024.10.23
2024年10月17日に誕生した瞑想サロン「精神と時の部屋」は、日本ではめずらしい
40歳以上の大人のための瞑想を専門にしたサロンです。
そんな精神と時の部屋に、どのような背景があって生まれたのでしょうか。。。
瞑想は、新しい脳(松果体)の活性化によって開く新しい認識、もののとらえ方です。
このワンランク上の視座により、それまでストレスの種だったものがそうではなくなります。
「瞑想でQOL(生活の質)やウェルビーイングが向上する」と言われるのは、この結果なのです。
精神と時の部屋は、新たな認識をもたらすこの松果体を活性化するため、
心・体・脳にアプローチするレッスンを会員の方に予約制で指導しております。
このレッスンを開発、指導しているのが精神と時の部屋の代表である畠山桂子です。
代表は、20代にエアロビクスインストラクターとして活躍しました。
この10年は代表にとって、心と体のつながりや呼吸の意味を体で知るために必要な通過点でした。
もともと運動ギライだった代表が、エアロビクスの速い呼吸と心拍数でアドレナリンを放出し、
筋肉女子になり虚弱体質だった肉体が野生化した結果、思考と声の質が変わりました。
そして、その体ならではの野心と欲情がムクムクと芽生えてきました。
インストラクターは人気商売、競争社会を構成する一人になっていました。
集客とレッスンフィーはイコール、人気が出れば高いフィーを得られる。
フリーインストラクターだったため時間も自由自在。
好きな仕事をして毎月のように海外に行って、美味しいものを食べて、恋愛もして、派手の極まりでした。
しかし、一方が良ければその裏面には犠牲があるというもの。
仕事で成功したと喜んでいてもしょせん人は人、自然の法則に抗うことはできません。
体はボロボロだったからです。
当時は、体が悲鳴をあげていることに気づけないほど未熟でした。
とうぜん心の声など聞く耳もありません。
体は動けても精神年齢は低く、意識も低かったのです。
19歳で帯状疱疹を、25歳で自律神経失調症に、29歳で摂食障害になり食べられなくなって入院。
そんなとき、ある気づきが訪れます。
体が健康でも筋肉をつけても、お金をどれだけ稼いでも、
チヤホヤされても、オシャレしても、美味しいものを食べても、それだけで幸せにはなれないんだと。
この気づきから180度価値観が変わり、エアロビクスインストラクターに幕を閉じます。
人間の内面になど無関心な20代の代表を、内側へ向かせたきっかけはこればかりではなく、
明治生まれの大祖母の愛情、経営者だった父親のとつぜんの自死、「毒親」の母親の存在もあります。
これらの一つひとつが代表の中で万華鏡のようになったとき、内界の扉が開いたのです。
心理カウンセラーの資格をとる学校へ1年間通った中でもある事が指針となります。
それは、隣に座っていた「車椅子の彼女」の呼吸でした。
授業中、大きなサイレンを鳴らしながら大通りを救急車が何台も通過しているのがわかりました。
それに誰も反応することなく授業が進められていくなかで、「車椅子の彼女」だけが反応していました。
肩に力が入り呼吸が浅くなって、「どうしよう、どうしよう」と様子が変わっていったのです。
サイレンを機に、交通事故にあった彼女の記憶が脳裏によみがえり過去に引き戻されてしまったのです。
そんな彼女の横にいた代表は、意識を過去につれ戻すほどの記憶の力を思い知らせれじました。
そして、過去に戻ってしまった意識に「大丈夫?」と言っても非力なことも。
そんな敗北感から思考停止になりそうな、まさにその瞬間「救えるのは今この瞬間を生きる意識だけだ」と
代表の内奥から智恵がふっとわいてきます。
夏なのに、氷のように冷たくなった彼女の手の甲に自分の手を乗せ「あたたかいでしょう?」と語りかける。
代表の呼吸が伝わるように彼女によりそい「一緒に呼吸してみて?」とうながす。
代表の呼吸と彼女の呼吸のリズム。
二つのものが一つになるにつれ、過去に戻っていた彼女の意識がだんだんと今に戻り始めました。
目に力がよみがえり、体温が上昇し、血の気がよみがえってきました。
お互いの目と目を合わせ、心のなかで「大丈夫」と微笑みあうまでに。
サイレンの音からここまでわずか数分、講師はまだ同じテーマを解説しています。
椅子の背もたれに体を戻し、まわりに聞こえないように深く息を吐いたその瞬間、
代表の心のなかにもう一つの気づきが訪れます。
人は、心を知るだけ、悩みを聴くだけのどちらかだけでなく同時に体もみないとならないんだ。
そして、ある疑問がわいてきます。
「人間を根本から再生することができるもの、根本から今以上に良くするものは何だろう?」と。
人生は、いつでもその人の魂が導いています。
このとき代表の魂は、心理学から新たなフェーズに心と体を導いていたのです。
2話に続く
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人間は、意識と、心と、体(脳)で構成されています。
別々の次元に属するこれらは、目にえるものと目に見えないものに分かれます。
この相容れないものが一つの目標に向かって協調して働くようになったとき、あることが起こります。
創造実現です。
意志の力が、心と体を、思考と感情を、
まるで部下に指示を出すリーダーのようにマネジメントするようになります。
意志の力が発動すると、次の瞬間には消えてしまいそうなほど薄々としたヴィジョンは
くっきりと輪郭をなし、想いは実現へ創造のフェーズに入っていくのです。
このコラムをつづるわたくし畠山桂子は、このスキルは生きる指針が本当の意味で必要になる
40歳以降の人に持っていてほしいと願う生きるすべです。
人生半分も生きれば、誰かの人生モデルを真似して人生設計することはできなくなります。
だからこそ、自分の魂の意識きに気づく繊細な意識、それに気づける脳、それを自分の思考にできる心、
そして行動に移せる体を、なんとか努力して手に入れてください。
そうすれば、わたくしのインドの師が「女性性は閉経してからが本当に開くときだ」と言われたことが
あなたの真実になります。
瞑想サロン精神と時の部屋
瞑想サロン精神と時の部屋は、ラージャ・ヨーガに基づいた科学的なアプローチによる脳と心のトレーニングプログラムを指導しています。40歳以上の大人に瞑想を啓蒙することで認知症予防を、ビジネスリーダーのメタ認知力を高めることで日本経済を活性化することをミッションとし、日本のQOL、ウェルビーイングの向上のために活動しております。
所在地:会員制のため住所非公開
代表者:畠山 桂子
設立:2024年10月17日