コラム
【アラ還の麗しき瞑想ライフ】閉経後からはじまる女性性の開花
2024.11.03
いつも瞑想サロン精神と時の部屋のコラムをご覧いただきありがとうございます。
本日のタイトルに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこれは、わたくしがインドにおりますころ会話のなかで師が何気なくはなった一言です。
当時のわたくしは40歳でしたので閉経はむかえておりませんでした。
また、当時の精神年齢で考えても師の一言がなぜそうなのかは想像におよびませんでした。
そうして閉経を迎えアラ還となった今、実感をこめてその意味がわかります。
人は、年齢を重ねていくたび情報社会が発信するライフスタイルばかりを追求すると、
合わないパズルを無理に合わせているようなズレを生じさせます。
このズレに気づき、認め、受け入れる心の器がないと、潜在的にそれに気づかないように行動します。
それに気づいたとき虚しさを体験しなければならないからです。
この失望とは逆の豊かさが精神に育っていないと、身体に響き活力が乏しくなっていきます。
「あの人一気に老けたわね・・・」と。
変化していく人生を受け入れる器が精神的に育つまで、若いころと同じように動き、働き、活躍し、
考え、情報を取り入れ、遊び歩こうとします。
もちろんこの行動は無意識からです。
タイミングという言葉があるように人には時期があり、それを見定めさえすれば自然と自分の
エネルギーに合ったステージを生きるようになります。
そのとき、若い時代のステージからは見えなかった世界観が見えてくるようになるのです。
それが、師の言われた「女性性が本当に開くのは閉経後からだ」です。
女性性のエネルギーは「宇宙」という言葉に象徴されます。
閉経後の女性は、宇宙に象徴される性質を生き方に取り入れることにチャレンジできます。
なぜなら、身体が若い時期のエネルギーの向きとは逆の内側へ向かいはじめるからです。
変化を受け入れ、流し、過去を赦し、手放し、静かに自分と向き合う。
そんな理想を人格に刻んでいける時です。
精神世界の智慧は単なる理想ではなくなります。
自分の生き方にしていける身体と心になる時です。
落ち着いて智慧を研究し、瞑想に取り組めるステージにやっとたどり着いたのです。
やっと、ですよ。
このライフステージは、時間に追われるバタバタしたステージではありません。
もう、そこを生きる身体ではないからです。
そのかわり、精神は麗しく深めていくことができます。
情報社会はかつて自分が活躍したステージ。
そこを優しく見下ろすような大局観が開眼します。
さぁ、そろそろ落ち着いて瞑想をはじめてまいりましょうか。
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