コラム
家に戻ると消えてしまう瞑想から、健康と癒し、成長をうながす質の高い瞑想へ
2024.12.12
いつも瞑想サロン精神と時の部屋をご利用いただき、誠にありがとうございます。
温泉やサウナ、瞑想施設など癒しの空間が多い世の中になりましたが、利用される際どんな人がいるのだろうと気にかけたことはありませんか?
瞑想、ヨーガ、呼吸、リラックスといった癒しを実施する場合、誰と一緒に、どんな環境で、という条件が重要です。そして、健康と癒し、成長の効果をねらう方こそ「環境」「場を共有する人」を選んでください。
共有する人というのは、同じ目的をもった人どうしのことです。
静かに一人の時間をもちたいと思っている精神的な目的の人と、動いて発散したいと思っている肉体的な目的の人の間には違いがあります。
そのため、空間の質がマーブル模様のように入り乱れるため、落ち着きの質はそのぶん下がります。
終わったらシャワールームに駆け込もう、急いで帰ろう、といった癒しと関係ない考えが頭にある人が一人いるだけでも瞑想の場を損ねます。
同じ場所にいて話しをしなかったとしても、人と人は交流しているからです。
人は、心のなかで何を思っているか言葉にしなくても神経に現れます。それは、心拍と呼吸の速さになり波動となって周りの人に影響を及ぼしているのです。
ですから、わたくし自身もそうですが瞑想の最高の効果をねらえる場所をしっかり選びます。
その時だけ感じるリラックス、パフォーマンス的な癒しは卒業しました。
広告の画像や商業的に書かれた文章だけで判断せず、ここはどんな空間だろう?どんな人が利用するところだろう?どんな波動が流れているだろう?と吟味します。
そこで体験できることが、次の変化や成長のもとになる力があるものかどうかを基準にして選びます。
与えてくれる体験やその場所、その場にいる人々が、自分の神経にどのような影響を与えるかを考えて選んでいます。
わたくしが飛行機を使ってでも毎月足を運んでいる癒しの場所は、この条件がすべて揃っているところです。
人生は健康がベースです。健康は、癒しと安心感があってこそ手に入るものです。
これを常に自分の人格の一部にしておくためには、質の高い瞑想が必要なのです。
質の高い瞑想の効果は、健康と癒し、苦悩を成長の糧に変えられるあなたになることです。
家に戻ると瞑想の落ち着き、安心感が消えてしまうのは初心者のうちは自然なことです。しかし、数年たってもその段階を越えられない場合、瞑想の環境と共有する人を変えてみると良いでしょう。
本日のコラムを通して、瞑想の実践はどこでもいいわけではないんだということ、質の高い瞑想の効果を少しでも自分ごととしてつかんでいただければ幸いです。