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「ヨーガ・スートラ」と「バガヴァッド・ギーター」どちらを学ぶ?

2024.12.02

いつも瞑想サロン精神と時の部屋をご利用いただきありがとうございます。

このコラムでは、精神世界の実践を成果に導くエッセンスをお届けしております。

現代の精神世界は、どこに向かって導こうとしているかわかりますか?

時代に合わせて導く方向は変わります。
電気機器のない時代に向けられた方法を、デジタル時代のあなたが追求して時間を無駄にしないように必要なことを見極めておきましょう。

精神世界を学んで発達を促すところは、現代人の場合「頭脳=マインド」です。

身体の健康も、頭脳(マインド)を発達させることではかります。

頭脳に、自律神経のコントローラーも高次元とつながるステーションも内臓されているからです。

ですから、マインドに無意識な生活レベルから目覚める手段として精神世界を活用します。

このための手段は二つ、「ヨーガ・スートラ」と「バガヴァッド・ギーター」です。

この二つの違いをみていきましょう。

「魂とつながりたい」「魂の意識で生きたい」という衝動は時期とともに誰でも抱くようになります。

この衝動の次に、どうやって自分の現実にするかを考えるステップが訪れます。

このとき、思考できないと衝動の行き場がなくなり様々な問題に発展します。

衝動の先から思考できるように、あなたに一つ問いかけましょう。

どういうことを通して「これは魂の意識だ」と自覚できるのでしょうか?

このことを理解すれば、非現実的な衝動は他人に笑われるものではなく社会の益になるようにあなたの現実になっていきます。

なぜなら「思考は現実化する」からです。

ヨーガ・スートラは、この法則をもとに構成された魂を目覚めさせる法則です。

出発点から目的地までの交通手段や車のルートを、思考を使って考えることはできますか?

この思考の使い方と同じです。

魂が目覚める前の意識を出発点として、目的地の目覚めた意識までの順序を思考できればいいのです。

おさらいしますが、「思考は現実化する」からです。

ヨーガ・スートラは、魂が目覚めるまでの道のりをマインドで思考できるようになるための法則です。

では次に、バガヴァッド・ギーターです。

魂が目覚める前の意識と目覚めた意識では、性格も価値観も、生き方も、仕事のステージも大きく変わります。

目覚める前の意識の波動と、目覚めた意識の波動は、次元的にワンランク上の差があるからです。

この差を近づけていくことを「調和させる」「調和する」「統一」と言います。

調和する方法は、日常生活における自分の思考の使い方です。

ですから、魂の意識が目覚めると思考はどのように変化するのか知っておかなければなりません。

これは、バガヴァッド・ギーターに登場する魂「クリシュナ」と性格「アルジュナ」の対話から知ることができます。

今目覚めている意識からワンランク上の意識が目覚める間には、低い自分と目覚めつつある高い自分との間に摩擦、葛藤が生じます。

これは、人生を通して進化する人間である以上、一生のうちに何度も経験しなければなりません。

意識が拡大していく過程では、どういう葛藤を経験するものなのか知っておくことが大切です。
そうすれば、内面で起こる葛藤から新たなストレスを増やさずにすみます。
多くの場合、この副産物のストレスや体調不良を整えることに時間を費やしています。

「ヨーガ・スートラ」と「バガヴァッド・ギーター」。
二つで一つの知識です。
違いが少し見えてきたでしょうか?

魂の意識を自分ごととして思考できるようにマインドを進化させるヨーガ・スートラ。
性格で生きる人生から魂で生きる人生にシフトしていく際に学ぶべき指南書。

どちらを先に学んでもかまいませんが、どちらも大切です。